ミシンの糸調子が合わないとイライラしますよね。

1点すごく大事なこと言います!

糸調子ダイヤルはさわらないでください!

 

本当に大事なのでもう一度言います。

 

さわらないでください!

最終手段なんです。

もしすでにさわってしまってたら、1回元に戻してくださいね。

ダイヤルを真ん中に合わせればオッケーです。

 

糸調子ダイヤルは、ミシンによってはここにあったり

ここにあったりします

ちなみにですが職業用ミシンは正面にむき出してます

基本が全部できてからなんですね。

 

ではまず何をすればいいか?

 

3つのことを見直してみてください。

Contents

  • 1、上糸のかけ方を見直そう!
    • ボビンの形
    • ボビンの入れ方
    • 針の向き
    • 針の種類
    • 針は曲がっていないか
    • 糸の素材
    • 糸の太さ
  • 最終手段、糸調子ダイヤルをさわろう!
  • まとめ

1、上糸のかけ方を見直そう!

上糸をかける前に必ず押えレバーを上げて下さい。

ミシンの糸かけではこれが1番大事なんです!

上糸をかけるより先に押えレバーを上げてくださいね。

 

 

シンバルみたいな形をしています

見えないですがこのへんにひそんでます

このシンバル、押えレバーを

・上げる→パカッと開く

・下げる→ムギュッと閉じる

という仕組みになっているんです。

 

そもそも糸の調子を取ること自体ができないんですね。

 

上糸をかける前に押えレバーを上げて

シンバルをパカッと開き

開いた状態で糸をかけると、シンバルの間に糸がいきます

 

こんなかんじで糸調子器の間に入ります

 

これが正しい状態です

 

もし押えレバーを下げた状態で

糸がはじかれて中まで入ってくれません

こんな状態です。

 

これだと糸調子をとれる状態になってませんね。

 

糸調子の仕組みってこれだけなんです。

シンバルの間に糸が入っているかどうか。

 

では上糸をかけた後、いざ縫うときは押えレバーって下げますよね。

 

押えレバーを下げると糸調子器が閉じるので、糸がシンバルにはさまれて、糸の調子が取れるようになってるんです。

 

表からは見えないですが、縫うときは上の絵のように糸がはさまれてるんです。

 

押え金を上げずに糸かけをするとまず糸調子は合いません。

 

地味だけどとっても大事なことです!

まっ先に上糸かけをうたがって、上糸をはずして最初からやり直してください。

めんどうに思いがちですが、部分的に直すよりも一度全部はずして最初からていねいにやり直すのが一番の近道です。

 

2、下糸(ボビン)を見直そう!

上糸をかけ直してもまだ糸調子が合わないときは、下糸(ボビン)を見直してください。

 

ちなみに先にお伝えします!

針・糸・ボビンは100円ショップでは買わないでください・・!

 

もしあなたが今使ってる針・糸・ボビンが100円ショップのものだったら、残念ですが手芸屋さんで買いなおしてください・・!

もったいないと思って使ってしまうと、最悪の場合ミシンが故障して余計に高くつきます。

残念ですが、思い切って買いなおしてくださいね。

【↓↓くわしくはこちらをどうぞ】

 

では本題へ。

ボビンを見直す2つのポイントは

2、ボビンの入れ方

1つずつお話しします。

ボビンの形

オルガンボビンという一般的なボビンが合うようになっています。

▼ オルガンボビン

▼ 「ORGAN」とかいてあります

ミシンを買ったら最初にボビンが3つくらい入ってるので、まずはそれを使ってください。

新たに購入したいときは、このオルガンボビンを買ってください。

 

ただ昔は、ミシンメーカーオリジナルのボビンを使っていることもよくありました。

形がびみょうに違うんですね。

ちょっと昔のミシンをお使いの方は気を付けてください

使ってたボビンを持ってお店に買いに行きましょう。

 

1番注意してほしいのは、水平釜ミシンで金属のボビンを使うことです。

 

水平釜で金属のボビンを使い続けてるとミシンの調子が悪くなってしまいます。

金属素材が強すぎてお釜がいたんでしまうんですね。

水平釜はプラスチックボビン、と覚えてください。

 

ボビンの入れ方

ボビンの入れ方を見直すポイントは2つ。

・ボビンをお釜に入れたあとみぞに糸をギュッと引っかける

・みぞに糸を引っかけたつもりが引っかかりがあまかった

 

ボビンを入れたら

手前のみぞにひっかけて

みぎ手でボビンを押さえながら、糸をぐいっとみぞに沿わせます。

みぎ手で押さえるの、ポイントです!必ずやってくださいね。

じゃないと引っかかりがあまくなっちゃいますよ。

 

みぞがわかりにくいので拡大図も載せておきますね。

糸をみぞに入れてひっぱると

みぞの下に糸がいきます

この状態で

みぞの反対側=真後ろ

まで糸をもっていき、ぐいーーーっと強めにひっぱります。

 

▼ この状態でぐいっとひっぱる

 

▼ 仕上げにさらにぎゅっぎゅっと2、3回ひっぱる

コツはちょっと内側に持って行くような感じです。

これで下糸はオッケーです!

3、針・糸を見直そう!

まずは針から。

針を見直す3つのポイント

3、曲がっていないか

針の向き

買ったときのままの針がついてるなら向きは大丈夫ですが、針の交換をした覚えがある場合はもう一度見直してみてください。

家庭用ミシンの針なら頭の部分が片面平らなのでわかりやすいですね。

いわゆる、かまぼこ型です。

かまぼこが自分の方へむき、平らな面が背中になるようにします。

覚え方は「自分がかまぼこを食べる」と思うと覚えやすいですね。

針の種類

針もいろんな種類がありますが、家庭用ミシンでしたらボビンと同じメーカー、オルガンというメーカーの「HA×1」というミシン針を使ってください。

この「HA×1」が家庭用ミシンの針というしるしです。

 

ちなみにミシン針のほとんどがオルガン製で、手芸屋によく売ってます。

 

家庭用のオルガンミシン針は主に

・薄生地用

・一般生地用

・中厚生地用

・厚生地用

の4種類があり、それぞれ色分けされていてとてもわかりやすいです。

家庭用ミシンでしたらHA×1を使ってください。

針は曲がっていないか

イラストのように曲がるのは極端ですが、針全体が曲がっていたり、先たんがつぶれていたりするのも糸調子が合わない原因になります。

 

目で見ても判断しにくいときがあるので、思いきって新しい針に変えてみてください。

それで解決すること、多いですよ!

 

次は糸を見直します。

糸を見直す2つのポイント

2、太さ

糸の素材

「シャッペスパン」というポリエステル素材の糸です。

私はシャッペスパンしか使いません。

丈夫で縫い目がきれいに出ます。

糸の丸い部分にシャッペスパンとかいてありますが、ものによっては「シャッペ」とだけかいてあったり、「スパン糸」とかかれていたりします。

糸の太さ

60番の太さが適しています。

#が糸の太さをあらわしています。

ちなみにですが数字が小さいと太く、数字が大きいと細いです。

【糸の太さと番号の関係】

#20 太い ⇔ 細い #90

 

シャッペ素材の60番がきれいな縫い目がでますよ。

「シャッペの60」は言いやすいので、呪文のように覚えてくださいね。

 

適した糸を使わないこともミシンの寿命を早める原因になるので気をつけてください!

ここまでを見直してそれでも糸調子が合わないとき!

ようやく糸調子ダイヤルをさわることになるんです。

最終手段、糸調子ダイヤルをさわろう!

ようやく糸調子ダイヤルの登場です。

糸調子ダイヤルは最終手段です!

 

ちなみにわたしは糸調子ダイヤルをほとんどさわったことがありません。

生地を変えても糸調子はそのままです

よっぽど特殊な生地じゃないかぎり、本来はさわらなくて大丈夫なんですよ。

 

糸調子ダイヤルの合わせ方は長くなるので別記事で書きました。

よかったらこちらを見てみてくださいね。

 

ざっと簡単にお話しすると、糸調子ダイヤルの合わせ方は

・上糸が強いと思ったら糸調子ダイヤルを弱く

・上糸が弱いと思ったら糸調子ダイヤルを強く

となります。

そもそも上糸下糸どっちが強いかわからない!という場合はこちらを参考にしてください。

まとめ

・糸調子が合わないと思ったら、まっ先に上糸かけを疑う。

・上糸かけは説明書を見て一か所ずつ確認、ていねいにやり直す。

(これが1番の近道です)

・上糸かけは3回は見直す。

(それくらい上糸かけを最初からていねいにやり直すことが大事です)

・それでもだめなら下糸→針→糸の順に見直す。

最後に糸調子ダイヤル。

糸調子が合わないってほんとーーにイライラしますよね。

まずは落ち着いて、1つずつていねいに確認するのが近道ですよ。

気持ちのいい糸調子で、楽しいミシン生活を送ってくださいね!

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